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ダイエット

ダイエットのためには、良い人になるべからず

私は、物心ついた頃からのダイエッターだといっても過言ではない。
常に、太らないように気を付けてくらしている。
というのも、私は、家系的に太りやすい家系に生まれ、家族の習慣など、肥満にならざるを得ない環境で暮らす中、肥満児としてすくすくと育ったからだ。

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食べるのが大好きな父母、孫にお菓子をあげるのが好きな祖母に囲まれて暮らしていた私は、幼少のころから、まさに肥満児であった。
本人も、食べるのが好きだというだけではなく、食べさせるのが好きな祖母がいたということがポイントである。
私が、お菓子をいくら食べようが、端から注意をしてくれるような人がいなかったということだ。
そんなこんなで、皮の下にぜい肉をたんまりとため込んだ私は、一時、ピークの時は、90㎏ほどになってしまっていた。
身長が157㎝でこの体重なのだから、外見はおのずと想像がつくであろう。

映画に出てくるマシュマロマン以外の何物でもない。
合うズボンがない、股ずれが痛くてたくさん歩けない、、、そんな悩みは、当時の私にはちっぽけな悩みだった。そう、肥満街道まっしぐらだったのだ。
そんな私をかわいそうに思ったのかどうか知らないが、ある時、ダイエットの神様が私に降りてきてくださったのだ。
家の本棚に眠っていた『ある本』と出会ったのだ。
そう、日本で空前のブームとなったあれ。鈴木その子さんのダイエット本だった。

私の人生で初めての、ダイエット本だった。
そこには、食べていい食べ物と、食べ方が書かれていた。そして、びっくりすることに『ご飯を食べなさい!』というのだ。
そのコンセプトに驚き、興味本位でしてみることにした。
最初は、ほんの興味だった。
このやり方で、ホントに痩せるのか、試してみたかった。

書かれてある食べ物、食べ方をまず始めてみた。
朝は味噌汁とご飯。
昼はおにぎり。
夜は脂少なめのおかずとご飯。

そんなに苦しくはなかった。
初めて一週間たち、たちまち、体の変化に気づくようになった。
体重の変化としては大きくはない物の、体がとても軽くなった気がするのだ。
『これはいけるかもしれない』
痩せることに快感を見出した私は、本格的に頑張るようになっていった。
食事と共に、毎日、少しずつ歩くようにした。
食事の時の、家族からの誘惑を断つことが一番の厄介なポイントであった。

ダイエットは、一時、友達や家族との決別をしなければ達成できないと感じる。
性格が良すぎると、ダイエットに関しては不利なのだ。
家族のいうことをいっさい聞かなかった私は、一年近くダイエットをし、結果的には50㎏まで体重を落とすことができた。
90㎏→50㎏なのだから、とてつもない変化だ。
幼少時の私しか知らない人は、町で会っても気づくことすらない。

まさに別人として生まれ変わった。
しかしあまりにも痩せすぎたために、生理が来なくなったりと、副産物がなかったわけではない。
今は、一番痩せていた時から比べると、5㎏くらい太ったが、かえって健康的になったと思っている。
ダイエットは、その後の維持が一番大変だと感じる。日々、自分との戦いである。