カテゴリー
スキンケア

昔の肌にもどりたい、ある30代女の戯言

いつからこんなに化粧に時間がかかるようになってしまったのか。http://www.tirreno-resort.com/

「気分が明るくなるメイク用鏡」と名高い開閉式の魔法の鏡をもってしても私の心は明るくならない。

むしろため息ばかり出る。ファンデーションを塗りはじめるまでに20分はかかる。

部分的に乾燥のひどい肌にミストを吹きかけ、

なんだかざらつく小さな凹凸をプライマーでならし、

すぐれない顔色をトーンアップ下地でごまかし、

目のしたのクマとほうれい線には2種類のコンシーラーで必死に隠す…。

こんなわけだから、化粧自体は嫌いではないのに(むしろコスメが好き)

化粧をすると「ひどく疲れる」ようになった。

昨日よりほうれい線が深くなっている気がする、と鏡の前でうなだれる私に

「そんなことないよ」と夫は言ってくれるが内心はどう思っているのやら。

素直にありがとうと言えたらいいのにね。

日に日に深くなるほうれい線と、濃くなるクマが私の心まで暗くする。

昔は化粧なんて10分もあれば終わっていたのに、

おでこにニキビなんてできなかったのに、

美肌だとうらやましがられていたのに、

サラサラとした肌質だったのに、

かえってこない「昔」ばかりを嘆いてしまう。

ああ、老いていくのが怖い。

みんなどんな風に折り合いをつけていくのだろうか、

子供ができれば変わるのだろうか。

ネットには「シワが消える!」とうたう広告が溢れている。

サンプルだけでも試したいな、と思う反面

ボタンひとつ押す勇気もない。

いくつになっても悩みなんて尽きないのかな、と思いながら

今日も私は広告を凝視している。